「…い゙ー、い゙ー、い゙ーーいたよっ、コロタンっ!!」
道端でぐったりしているスーパーボールをポプリが見つけました。
体力が尽きたのか、
頭の打ち所が悪かったのか…
スーパーボールは干上がっていました。
「あれ、死んじゃったのかな?」
「い、いや死んではいませんヨ。
どうやら精魂尽き果てたようデスネ…
さぁ、捕らえましょう!」
ポプリはスーパーボールを両手で抱えます。
しかしその時、
ゴゴゴッ!
「ポプリ、危ない!!」
古くなっていた道が崩れ落ち、
ポプリは柵の外側へ落ちそうに……!
「ぅわぁっ!」
ガシっ!
ロコタが間一髪、ポプリの服を掴みます。
…いや、構造的に掴めないので、
こうなります。
「うわああああああああああああああっ!!」
二人(+ボール)は建物の間の谷へ落ちてしまいました。
谷はとても深く、二人(+ボール)は
落ち続けてしまいます。
「ヒャァァァァァァーーーーー………」
ひゅーーーーーーーーーーーーーーっ
「…!」
落ちて行く中、
暗闇の先に何かが見えました。